こへいの日記

大したことは書けません

山の上の大学院でやっていること

 【この記事はミクシィ19新卒 Advent Calendar 2018 - Adventarの8日目です】

前回の記事はこちらです!

www.taillook.tech

 

採用の人にも間違われていたので

ここで自分が何をやってるかを少しだけ書こうと思います。

 

山の上でなにやってるの?

自分は山の上にある大学院でゲームAIについて研究をしています。

その中でも自分は面白さや難しさについてのAI研究を行っています。

 

 

チェスや囲碁、将棋を始めとしてゲームAIは「人間以上の強さ」を目指して

研究が進められており、それも結果が出て落ち着きを見せているように感じます。

そんなゲームAIが次に目指すところは自分が分かる範囲でいうと

(1)囲碁や将棋以上の複雑さを持つゲームにおいての人間より強いAI

(2)人間らしい振る舞いをするAI

(3)人間を楽しませるAI

(4)人間に教えるAI

だと思います。

 

(1)に関しては時間の問題という感じで、

より求められるのは(2)〜(4)だと個人的には思っています。

 

この中で自分は主に(3)と(4)について特定のゲームを用いて研究を行っています。

昨今のゲームAIニュースのせいか、人事の人から

自分は最強のゲームAIを作る人だと勘違いされていて、笑ってしまいました。

 

 

本題に戻りまして

自分は主に人間プレイヤのデータから面白いと感じる部分や難しいと感じる部分を推測し、サービスに活かすような研究をしています。

この研究の面白くて難しいところは、

人間が思う「面白い」や「難しい」を評価、予測し、

新たに作るサービスに応用できる形にしないといけないというところです。

 

ゲームAIにおいて強いAIを作るのであれば、

他のゲームAIや強い人間プレイヤと戦わせ"比較する"ことで評価することができます。

では、「面白さ」や「難しさ」はどのように評価すれば良いのでしょうか?

また、評価した結果を活用するにはどうすれば良いのでしょうか?

そして本質的に

「人間を楽しませる」ことや「人間に教える」ことはできるのでしょうか?

という形で自分のアドベントカレンダーを締めたいと思います。

 

薄っぺらい内容ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。